虫の息

虫の息


まあ、なんという星だろう

君の目にどう映るだろう?

 

x歳に俺が居る

この星に振り回されて


俺たちが誰の役にも立てないのなら

俺たちは一体何のために生まれたんだろうな


穴から見上げた星は


胸を抑え切れぬ感情を

押し殺してあげよう


そして、這いつくばれるため

思い出しては泣いた日を抱く


俺が人として生きる道は

まるで自分の事じゃないようだ


俺たちがこの命の終わりを迎えたなら

俺たちは此処にいた事も忘れてしまうかな


無数になった星よ


あのころ永遠が本当に

永遠だと思っていたんだ


言うならば最悪な毎日だったかもしれない

それでも善を尽くそう

この足に感謝しよう

天に笑われても虹は在るから


俺たちは間違っているのかな?

自分に問いまだ悩んでいる


間違えど進もう


月の引力を感じて

目を閉じ歩こう

そして立ち続けていくため

思い出しては泣いた日を祝う


まあ、なんという星だろう

君の目にどう映るだろうか。