スタンドバイミー

スタンドバイミー


夏の匂いが胸をくすぐった

スカートを踊らす南風吹き抜けて。


校舎の中を駆け抜けるメロディに

誰にも負けぬよう野球部と唄った。


根拠なんかなくたって君が好きだった

今、真っ白な入道雲がはにかんでみせた


夏のキラキラは神様さえ

羨ましがってる

風が巡らすページのように

時間が駆け抜けて


焦らしたりしないで

きっといつか伝わるさ

振り向いた瞬間、目が合う君に

予感がしたんだ


君の髪を太陽が透かした

どんな顔で笑ってくれるかな


偶然を装ったフリして慣れない道も通る

今、運命を試してみても

「まさか」は起きなくて


夏のキラキラは神様さえ羨ましがってる

風が巡らすページのように時間が駆け抜けて


約束できるかな

願っているだけじゃ伝わらない

笑われ者になってもいいから

心をノックする


もういいかい?

もうちょっと

気づかれるような場所に行く

「もういいよ」って思えるまで

諦めたくないよ


夏のキラキラは神様さえ羨ましがってる

風が巡らすページのように時間が駆け抜けた


走り出した蜃気楼を超えて

誰も邪魔させない

だって心では気付いていた

二度とは来ないこと


「いつまでも忘れない」

ならば今伝えなきゃ


君の指の隙間から

予感がしたんだ